※この記事は2021年11月1日に更新されています。
婚活において、アラフォーの女性が意識したい「条件」の設定方法。お相手となる男性は、できれば自分の好みや条件に合致した方を選びたいところ。
しかし近年では低賃金や晩婚化などが社会的な問題となっており、より多くの相手と出会うには条件の引き下げや見直しが必要不可欠です。
本記事ではアラフォー女性が見直したい結婚への条件について、見直しポイントを詳しく紹介します。婚活を始める方だけではなく、すでに始めている方もぜひ参考にしてください。
目次
婚活の上手くいかないアラフォー女性の求める結婚条件
いわゆる“3K”と呼ばれる要素は、バブルの好景気に沸いていたかつての日本で、女性が結婚相手の男性に求める理想的な条件として挙げられていました。しかし景気の衰退と共に時代は流れ女性の価値観も大きく様変わり、結婚相手のスペックに3Kを求める方は少なくなりました。
「3Kは過去の遺物、いまどき流行らない」
大方の意見です。ところが中には過去の遺物をいまだに捨てきれない方も。バブル期をリアルタイムで過ごした“アラフォー世代”と呼ばれる女性たちです。
「相手の年収は最低でも1000万円は必要」。
厳しい条件は婚活を進める上で狭き門をさらに狭める要因とされています。しかしアラフォー女性の婚活では、よく聞く話。いまだにかつての理想“3K”を捨てきれていないためといわれています。
アラフォー女性が夢見る3K男性への憧れ。
気持ちは理解できますが、今のあなたにとって本当に必要な条件なのでしょうか?
高身長な男性は将来的にはマイナス要素?
「背の高い男性が好き」
アラフォー世代に限らず、女性の間ではよく聞く話。ですが高身長というのは、本当に大きな魅力でしょうか?極端な話、世の女性陣をメロメロにしている王子様“ジャニーズアイドル”の大半は低身長という事実。
将来的にあなたが子どもを望み、子どもの容姿もジャニーズのようにできるだけ整って欲しいと願うのであれば、高身長よりも整った顔立ちの男性を選んだ方がいいと思いませんか…?
また将来的な話をすると、今はどれだけハツラツとしている男性であっても必ず“老い”が訪れて、場合によっては介護が必要になるケースも。男性の面倒を見ることになるのは、他でもない妻であるあなたです。自分よりはるかに大柄な夫をケアする時の苦労…一度想像してみてください。
高収入男性はほんの一握りの狭き門
「驚きの年収○千万!」
話としてはよく耳にしますが、現在の日本で年収1000万円を超える人は、全人口のたった4%程度といわれています。4%の中で未婚者の割合を考えてみると…
現在40代独身で仕事も安定して十分に自立しているあなた。今から1000万円稼ぐ人を見つけるよりも、自分で稼いだ方が早いかもしれません。また年収10000万円という数字は、決して贅沢三昧の暮らしができる年収とはいえません。年収が増えれば増えるほど、税金や社会保険料として出て行く額も大きくなります。
学歴さえあれば稼げる時代はもう終わり
「一流企業に入って高収入を得るためには学歴が全て」
学歴だけで成功できる時代は、とうに終わりを迎えました。いわゆる“成功者”と呼ばれる方々は、必ずしも学歴で成功をおさめた訳ではありません。先行き不透明な現代社会では、働いても将来的な希望を持てないこともしばしば。
現代において学歴よりも求められている要素の一つは、“真面目さ”です。どんな状況でも心が折れることなく「頑張って働こう」と思える真面目さを持つ男性の方が、断然魅力的と言えるのではないでしょうか。
ちなみにいまどき男性のモテ要素は、3Kならぬ“3T”(低リスク・低姿勢・低依存)と言われています。
アラフォー女性の結婚条件の見直し方
アラフォーの方がより結婚に近づくために、お相手への条件を見直すことが大切。具体的な見直し方をチェックしていきましょう。
収入面のハードルを下げる
婚活中の女性の多くは結婚後の生活を予測し、男性への収入条件を高く設定する傾向にあります。
しかし厚生労働省が発表した「令和2年分 民間給与実態統計調査 調査結果報告」を見ると、男性1人当たりの平均給与は532万円です。非正規雇用者に限ると、男女の平均給与は176万円となっています。
上のデータは役職を持つ40代以上の男性も含まれていますから、年齢に見合う報酬や役職・資格を持たない20代~30代男性の給与はさらに少なくなると考えられます。
アラフォーの方の場合、お相手に「年収500万以上」「年収1000万以上」を求めるケースが多くみられます。まず収入面のハードルを下げてみることで、対象者が増える可能性が高まります。
参考:国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査」
年齢の条件を変更する
年齢を重ねて男性を見る目が備わってくると、「若すぎる子はちょっと…」とか「あまり年上すぎるのも困る…」と年齢層を限定しがちです。
しかし一つでも多くの縁を引き寄せるためには、あえて年齢の条件を少し広めにすることをおすすめします。今まで「同年代じゃなきゃダメ」と思っていても、一気に世界が変わるかもしれません。
たとえば婚活中の40歳の女性が「お相手の男性は49歳まで」とすると、50歳を迎えたばかりの男性は条件から外れてしまいます。49歳と50歳に大きな違いはありませんので、対象者を広げるだけで出会える異性の人数が増えるのです。
男性の場合は若い女性ばかりターゲットにしないようにといわれます。アラフォーの女性は反対に「自分と同年代ばかりに目を向けず、他の年齢層も対象としてみる」ことで、新展開が期待できる可能性が生まれるのです。
他のこだわり条件も要注意
婚活に際して相手への条件を設定するときはじっくりと考え、はじめからいくつも条件を並べ立てることを避けましょう。自分では当然と思っているこだわりポイントが、結婚のチャンスを遠ざけることがあります。
たとえば特定のスポーツを長年続けている人が「自分と同じスポーツをしている人」を望んでいるケースでは、条件に見合うお相手が現れなければマッチングできません。結婚相談所や婚活サービスで出会いにくい条件であれば、相手が現れるまでにかなりの日数を要することがあるでしょう。
女性に多くみられるこだわり条件としては、「学歴」が挙げられます。結婚相手が大卒以上で、一定水準以上の大学でなければならない…と、条件を挙げていくと一気に対象が狭まってしまいます。自分では選り好みしていないつもりでも強いこだわりが一つでもあるだけで、成婚への障壁となる可能性があるのです。
絶対に外せない条件」も一度見直してみる
アラフォー女性のこだわり結婚条件は年齢や収入などがあり、人により異なります。
しかしいずれも本人が求める条件であり、出会いの可能性を高めるために一度見直してみることをおすすめします。年齢の対象を広げるだけでマッチングがしやすくなったり、収入に関する条件を見直したりすることで婚活にも幅が出てきます。
絶対に妥協できない!と思っている部分であっても、ぜひ一度チェックしてみましょう。
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
日本ライフデザインカウンセラー協会HP:https://www.counselors.jp/