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会話の上手さより話の相性を合わせることが大事
婚活に取り組んでいる方の中には「会話が苦手」「会話が続かない」といった理由から、出会いに対し臆病になっているケースもあるようです。確かにコミュニケーションを成立させることはとても大事。でも、「口が達者」になる必要はないわけですから、そんなに深く考えなくても大丈夫。話題が無い、話を上手く続けられない、緊張するなど、人それぞれ悩みはあります。しかし、婚活の場において肝心なのは「話が上手い」ことではなく「話の相性が合う」こと。
さらに言えば、「話の相性を合わせる」ことが大事。この人と話していると落ち着くな、とか、この人に話を聞いてもらいたいな、と思わせることが何よりも重要。だから、話が上手くなる必要はないわけです。実は、とてもシンプルな方法で話の相性を合わせることができます。そのために必要なポイントは3つ。誰にでも、今日から始められる簡単な対処法です。会話が続かないと悩んでいる方は、まずは『話の相性を合わせる』という心構えをもって、3つのポイントを取り入れながらコミュニケーションに活用していきましょう。
ポイント1 相手の話を軸にして会話を進める
会話の進行役は、ずばり相手。そういう意識で接しましょう。自分の言いたいことを話すのではなく、相手に聞きたいことを話すのがポイント。もっとも簡単な方法が、相手の話を軸にして会話を進めていけばOK。すると自然に会話はつながっていきます。
相手の話を軸にして話を進めていると、「この人のことも知りたいな」といった心理が働き、あなたに対して相手も質問してくるでしょう。そこから会話を進めていけば同じことの繰り返しなので大丈夫ですよ。質問されるということは、「共通点を探している」か「興味を示している」かのサイン。質問されると、ついつい自分の話をしたくなりますが、質問に答えたらすぐに相手の話題へと戻すのが無難な策です。この流れを意識すれば、話の相性度がグッと上がります。無意識のうちに、相手はあなたに好感をもち、もう少し話していたい気持ちになるはず。話の相性が良くなれば印象も良くなりやすいので心がけたいポイントですね。
<会話の例>
相手:「私はアウトドア派で、夏になるとキャンプに行きたくなるんです」
自分:「アウトドアいいですね。キャンプの経験がないので行ってみたいのですが、なかなか機会がなくて・・・。キャンプと言えばバーベキューですか?」
相手:「バーベキューもいいけど外で食べるカレーも最高ですよ」
自分:「外で食べるカレー、楽しそうですね。一度経験すると、夏が待ち遠しくなっちゃいそうですね」
相手:「○○さんの趣味は何ですか?」
自分:「私の趣味は映画鑑賞とか本を読むことなので、○○さんの話を聞いていたらアウトドアに挑戦したくなりました」
相手:「アウトドアいいですよ。機会があれば、ぜひご一緒したいですね」
自分:「嬉しいお言葉、○○さんは優しい方なんですね。アウトドアデビュー、そんなこと言われたら私、本気になっちゃいますよ」
相手:「僕でよければ、ぜひ」
ポイント2 聞き上手になれば話題は自然に出てくる
「聞き上手になろう」この言葉、よく聞きますよね。なぜ聞き上手になることが大事なのか、それは「相手の欲求を満たす」最善の方法だからです。そして、自然な会話を成立させるコミュニケーションの柱になるからです。会話を進めている人が話をリードしていると思われがちですが、実は聞いている人が会話の流れを作っている場合がほとんど。そもそも会話が盛り上がらないのは、自分が切り出した「話題」に興味がないから。ならば、無理に話題を切り出さなければいいだけ。コミュニケーションの基本は「聞くこと」です。まずは相手の興味を知るために聞き上手になりましょう。
聞き上手で意識したいポイントは「自分がインタビューしている立場」だと思うこと。インタビューの3原則は、自然なリアクション、キーワードのオウム返し、笑顔。インタビュアーの意識をもって会話の波に乗れば、聞き上手が身につきます。聞き上手は話の相性度を上げる重要なポイントですよ。
<自然なリアクション>
相手:「私はアウトドアが好きで夏になるとキャンプに行きたくなるんです」
自分:「そうなんですか。アウトドア楽しそうですね。キャンプの経験がないのでうらやましいです」
<キーワードのオウム返し>
相手:「バーベキューもいいけど外で食べるカレーも最高ですよ」
自分:「キャンプと言えばバーベキューかと思っていました。外で食べるカレーも楽しそうですね。一度経験すると、夏が待ち遠しくなっちゃいそうですね」
<自然な笑顔>
ポジティブな印象を残すためには笑顔が基本。特に、相手の話を聞いているときには自然な笑顔を心がけたいものです。満面の笑みでは不自然なので、あくまで自然体な笑顔を意識しましょうね。自然な笑顔が難しいと言う方は、口角を上げるよう意識するだけでも効果的ですよ。
ポイント3 話の「つかみ」なんて気にしない
初対面の相手だと何を最初に話せばいいか気にしてしまいがちですが、「つかみ」なんて気にしなくても大丈夫。第一印象は0.1秒で決まると言うくらいなので、あえて小細工はせず「好感を与える挨拶」だけに重点を置きましょう。挨拶はコミュニケーションの基本。いえ、人間関係を築くうえでの基礎です。相手の好みにハマるかハマらないかの「つかみ」よりも、初対面の緊張を溶かすような雰囲気を和らげる挨拶だけでOKです。
専門用語ではこれをアイスブレイク(氷を溶かす)と言ったりもしますが、挨拶もその一つ。初対面だからといって怖じ気づく必要はありません。まずは挨拶を丁寧にして、あとは和やかな一言を付け加えれば会話は自然とスタートします。
<好感を与える挨拶の例>
「はじめまして。○○と申します。今日はお会いできて嬉しいです。外は天気が良くて気持ちいい日和ですね」
「こんにちは。○○です。来る途中、道が混んでいましたがスムーズに着けましたか?」
「○○さん、はじめまして。私は○○と申します。私、少し緊張していますが、お互いに楽しい時間を一緒に過ごせたらいいですね」
挨拶をするときは相手の目を見て、自然な笑顔で接するのがポイント。緊張するのは「相手に良く見られたい」と思うから。そんなことは気にせず、礼儀としての丁寧な挨拶を心がけ、そしてさり気ない一言があれば上出来です。お互い、快く会話をスタートできます。
3つのポイントから学ぶこと
例えば結婚相談所のお見合いにしても婚活パーティーにしても、避けては通れないのが異性とのコミュニケーション。でも、会話が続かない、苦手だからという理由で婚活に臆病になっては出会いのチャンスを逃してしまいます。相手に良く見られたいと思うのは非常に大事なことですが、それが原因で緊張したり過剰に意識してしまったりするのはナンセンス。相手に良く見られる必要はない、肝心なのは「話の相性が合う」「会話のリズムが合う」と感じさせること。
そのために必要なポイントが、
- 相手の話を軸にして会話を進める
- 聞き上手になれば話題は自然と出てくる
- 話の「つかみ」なんて気にしない
この3つを心がけながら接しましょう。上手く話せなくてもいいんです。話題作りに悩まなくもていいんです。「印象を残したい」とか「良く見られたい」といった思い込みはリセット。
『話の相性が合うと思ってもらいたい』そう意識するだけで会話が楽になりますよ。今日から実践してみましょう。今までとは違ったコミュニケーションのとり方に気づけるはず。そうすればもう、お見合いや婚活パーティーで過剰な意識や緊張に苦しめられることもなくなりますね。
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