夫婦円満の秘訣は家事の分担
結婚生活にとって大事なことは何だろう。愛、金、絆、お互いの時間など考えれば人それぞれ思い当たると思うが、その中でも見過ごせない問題が「家事」だ。
毎日のことだし、しなければ生活を維持できない。
料理、洗濯、ゴミ出し、掃除など、いずれも日々の暮しを保つためには不可欠な家事。最近は“イクメン”が婚活女子に人気が高いようで、家事や料理で妻を支える男を育てるための“イクメン大学”なんてものも登場した。
イクメンが人気の理由は、単に都合がいいからではない。夫婦生活を円満に過ごすために効果的であるということが本能的に分かっているからだ。それを裏付けする事実が、性の研究に関する情報サイト・Sex Rolesに掲載されている。
記事によると、「家事の分担が対等でない夫婦は、結婚生活の満足度に悪い影響を及ぼす」とのこと。
研究者のブライアン・G・オゴルスキー氏は、結婚後2年以内の夫婦220組を集め、夫婦それぞれに「家事の役割分担についての考え方」と「どのような家事の分担をしているか」をアンケートした。ただし、夫婦で相談しながら回答してはならない。
アンケートを集計後、分析した結果、家事の分担が対等でない夫婦は結婚生活に満足していないことが判明。
この結果は、特に女性のほうが対等でないと感じていたらしく、家事に非協力的な夫をもった妻は結婚生活に不満を抱く傾向が強いということが分かったのだ。
これとは反対に、「男性にとって家事は、結婚生活の満足度を左右する問題ではない」とオゴルスキー氏は述べている。
つまり、男性は、家事に参加していないことが結婚生活の満足度に影響を及ぼしていることに気づいていないのでる。
続けて、このように述べている。
「男性は家事の分担について妻と考え方が食い違いっていることに気づいていない。
もしくは、家事は女性の役割という固定概念が強い」とのこと。
妻は夫へ期待するが協力的な反応は得られず、夫は妻が家事をするのが常識だと思っている。この考え方の食い違いが解消されなければ、妻が抱える結婚生活へのストレスが解消されないことになる。
結婚生活を始めるにあたり重大なことは、家事の分担について話し合うこと。
女性の社会進出が当たり前となった現代、女性が家事分担の不公平さを感じるのは当然である。そこに気づけない男は、もはや“常識をはき違えた化石”と言える。
夫婦円満を築くためには、夫の家事参加が重要な役割を果たすのだ。婚活中の男性は、独身生活の今のうちから“夫婦の家事分担”について真剣に考えておく必要があるだろう。
参考:SpringerLink
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