リッチな夫をもった妻の不満
結婚する相手は高収入のほうが幸せな結婚生活を送れるのだろうか。リッチな男と結婚すれば、そのぶんだけ幸せの度合いも高くなるのだろうか。
実は、そうとも限らないのだ。夫が高収入だからといって、その全てを好き勝手に使えるでるわけではない。場合によっては、夫が管理するケースもある。仮に、結婚して女性が専業主婦になった場合、夫が家計を管理するのは納得いかない点も多いだろう。
夫から必要最小限の生活費だけを預かり、自分は家事や料理をする。
「稼いできているほうが偉い」みたいな態度で家庭のことにかまわなければストレスも溜まる。
だが、生活レベルは高く、暮らしていくのに支障はない。ドラマではリッチな旦那をもつ主婦が好き勝手に買い物する姿が映し出されているが、現実はドラマとは違う。
いくら夫が高収入だからといって生活レベルが高くなったとしても、夫婦対等の関係が築けなければ精神的に疲れてくる。裕福なら全然かまわないと言う女性もいるだろうが、長い目でみると結構しんどい。最初の頃は他の家庭よりもリッチで嬉しいと感じるけれど、次第にその生活に慣れてくれば今度は対等でない関係に不満を抱くようになる。
まさに、“ないものねだり”。だから、結婚する時には必ずしも結婚相手の収入レベルだけが“幸せの基準”じゃないことを理解しておこう。
では、夫婦関係を対等なものにするためには、どんなことに気をつけるべきか?
カナダの経済学者マリーナ・アドシェイドによると、「収入や学歴など自分と同じレベルの相手を選ぶことが幸せな結婚生活につながりやすい」とのこと。
これは、お互い同じ立場であることが対等な関係性を維持し、「どちらか一方が優位に立って決定権をもち、片方は相手に頼り指示に従う」という状況を作り出さないからだ。
家事や料理など生活には欠かせないことなのだが、外に出て働いている男性にはピンとこない。
共働きが対等な関係性を築く
そのため、「俺は稼いできているから」「俺は仕事で疲れているから」といった考えで、自分が優位な立場であろうとする。そんな男はやめておけ。もちろん、稼いでくることに対し労りをもつのは大事なこと。しかし、自分だけが苦労していると思い、対等な夫婦関係を築こうとしない相手はガキだ。近頃、イケメンが婚活中の女性に人気が高いのは、そうしたことが理由だろう。
では、どのような相手を選べばよいか。それは、無難な年収の男くらいが丁度いい。
「少し物足りないかな」、「まぁ、これくらいなら生活していけるし」そんな感じの経済力。
そして、女性自身も外に出て働く。
週に2~3回のパートでも問題ない。
週に3日パートに出ているのに、家事や料理をやってくれる妻を対等な立場として扱うようになる。共働きは単に家計のための問題ではなく、そういった夫婦関係を良好にする役割もあるのだ。
すでにお分かりだろうが、それほど高年収の相手を望む必要はないのである。生活に苦労しない最小基準の経済力をクリアしていれば、普通に暮らしていける。
さらに、週に2日のパートでもかまわないから共働きして、夫婦対等の関係性で結婚生活を維持していかなければならない。結婚の幸せは人それぞれだが、収入のレベルだけで幸福度は計れない。
意見することもなくストレスに耐えながらリッチな男と暮らすか、対等な関係で気心の知れた夫婦関係を築くか、そのどちらかだ。婚活中は様々な出会いがあり、いろんな男性とも巡り合うだろう。
しかし、結婚生活における肝心なことを踏まえ、しっかりと考えたうえでパートナーを選ぼう。
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