理想主義者の婚活
結婚は大事な局面だ。だから、パートナー選びにも慎重になる。しかし、理想を追い求める人と現実的な観点で結婚を考える人とでは婚活に大きな差が出る。
「そんなに理想が高いわけじゃないのに良い相手と巡り合えない」そう“ぼやいて”いるあなた、ひょっとしたら自分では気づいていないだけで知らず知らずに理想を深追いしてしまっている可能性がある。
ここで誤解しないでほしいのは、理想を求めることが悪いと言いたいのではない。あくまで個人の自由だ。でも理想に当て込もうとしているうちは、目の前が曇ってしまうのも確かである。つまり、理想は主観。主観は独りよがり。一方的な要求は“思い込み”につながってしまう。
本当は相性が良い相手だったかもしれないのに、理想に当てはまらないからといって決定的な出会いを逃してしまう人も少なくないのだ。理想を深追いするあまり、チャンスに気づかない典型的なパターンとなる。
そこで今回は、理想の高い人の特徴についてチェックしてみよう。
<チェック1>
気になる相手でも「決め手」がなければ2回目はない。たとえば合コンや婚活イベントで意気投合し、少し気になる相手でも“これといった決め手”がなければそれ以上の付き合いはない、というタイプ。こういった人は「理想=魅力」なので、理想に当てはまらない相手には魅力を感じず、それ以上相手のことを知ろうとはしない。
<チェック2>
仕事ができる人間か、優れていない人間かを見極めようとする。どんな職業に就いているのかを気にする人は多いだろうが、さらに、その勤め先で仕事ができる人間か、もしくは優れていない人間かを気にするタイプ。こういった人は「理想=高い視点で物事を判断」するため、たとえ性格や相性が良くても仕事面で優れていないような相手とは関係をもたない。
<チェック3>
過去に交際していた恋人と比べてしまう。異性と男女の関係を築く前提として、過去に付き合っていた元カレや元カノと比べるタイプも意外と多い。過去の恋人より劣っている相手なら、「どうせ交際しても失敗するだろう」と“今後の関係”を予測してしまう傾向がある。
これも、典型的な理想主義にありがちな考え方の癖だ。何かと「それよりも上」を目指したい特徴があり、まっ白な気持ちで“ゼロ”からスタートできないタイプと言える。
<チェック4>
自分の幸せは相手次第で決まると思っている。要するに、「幸せにしてほしい」と望んでいるタイプ。“幸せにしてくれる相手”という目線で“品定め”する傾向があるため、自然と理想も高くなる。果たして、自分の幸せは相手次第だろうか。
少なくとも自分次第であることは確か。理想にこだわらない人は、「二人で幸せになりたい」と思うはずだ。
<チェック5>
恋人に対する周囲の評価が気になる。理想主義の特徴は、自分の交際している相手が周りから“どのように評価”されているのか気になってしまう。こういった人は恋人だけではなく自分に対する周囲の評価も気にする。「評価=満足度」につながるため、理想通りの相手と結婚できたなら周囲からの評価も高いと考えるようだ。
<チェック6>
プライドが高く、負けず嫌いでこだわりが強い。理想が高いタイプは、プライドも高い。そのうえ、負けず嫌いでこだわりが強い。当然と言えば当然だが、理想を言いかえれば「プライド」と「こだわり」である。
そして、少しでも“性能の良い相手”と結婚したいのだから、競争率が激しい異性にでも積極的にトライするわけだ。理想主義の負けず嫌いな一面と言えるだろう。だが、出会いに消極的な理想主義もいる。積極的にトライできないのに理想が高い。これでは、婚活をしていても結婚が遠のく原因となってしまう。
さて、いかがだっただろうか?
当てはまる項目が多い人はついつい理想重視になってしまう傾向があるので、もっと広い視野で出会いを楽しんだほうがよさそうだ。出会いの場面で理想を深追いすると、一方的な思い込みで男女関係の本質的な部分を見落としてしまいがちになる。
そもそも理想というのは自分が作り出したものではなく、周囲の影響や情報によって植えつけられることが多い。男女が出会い恋におち、結婚生活のパートナーとなるうえで、本当に重要な相性や人柄の問題に“こだわる”ことを強くおすすめする。
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