『ダーリンは外国人』のあらすじ
漢字に一目ぼれして日本にやってきたトニー(ジョナサン・シェア)というアメリカ人は、数か国語を話す語学オタク。トニーと交際することになったさおり(井上真央)は、漫画家志望のイラストレーターです。
さおりのお父さん(国村隼)は、「漫画家になると言って家を出たくせに、ハンパなまま結婚に逃げるのか」と、国際結婚に反対します。お父さんが倒れて、入院した病室で二人きりになったダーリンとお父さんとの会話もクスッときます。このお父さん、残念なことに途中で亡くなってしまいますが、お父さんが残した手紙が感動的です。
異文化交流としての結婚
原作は、語学の好きな外国人と付き合うことになった日本人女性とのすれ違いを描いた、小栗左多里(おぐりさおり)さんのコミック・エッセーです。お互いの文化や習慣の違いなど、外国人相手に起こる悩みがユーモラスに描かれています。
「やれああしろこうしろの“やれ”って何?」
「ぶん殴るって、なんで“ぶん”なのかな?」
「抜かれるなら、度肝がいいよね」
日本人にも理屈っぽい男性はいますけど、このへんのトニーとの言葉のやり取りは、外国人だから笑えます。日本には独特の文化があって、たとえば「つまらないものですが……」と言ってギフト商品を渡すなど、外国人から見るとわけがわからないでしょう。私達日本人でも、たまにヘンだと思う風習があります。
国際結婚の苦労
この映画は、どちらかというとトニーのキャラクターにポイントが置かれているので、国際結婚の苦労について描いたものではありません。変わり者の外国人と結婚した漫画家の話ですね。漫画家だから面白おかしく、異文化ネタを上手に拾えるのでしょう。映画の中には、漫画家が描いたイラストも出てきます。小栗さんのコミック・エッセーが読みたくなる映画です。
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