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母親が働けば子供は賢い大人に育つ?
パートナーを見つけて夫婦となり、いずれ子供を授かりたいと思っている婚活中の女性に知っておいてほしい情報がある。それは、共働きの家庭、もしくは母親が働いている家庭で育った子供は「賢い大人になる」ということ。
子供が女の子なら、将来的に責任感が強く自立した大人になり、高収入を得られるような安定した職業に就く可能性が高いらしい。男の子なら、女性想いのイクメンタイプな大人になる可能性が高く、自己中心的な性格にはなりにくいそうだ。
この報告はハーバードビジネススクールのKathleen McGinn教授を中心とする研究者が発表した分析データに基づく調査結果。まずは24ヶ国の3万人の男女に、『14歳になるまでの期間、母親が収入を得る仕事に就いていたか?(職種や雇用年数は関係ない)』といったアンケートを実施した。また、同じ内容で24ヶ国の母子5万人を対象にした調査も行われ、2002年と2012年の2回の調査データから結論づけられている。アンケートを分析した結果、質問に対し「YES」と答えた女性は“高収入で比較的に安定した仕事”に就いていることが分かった。
母親が専業主婦だったと答えた女性と母親が働いていたと答えた女性のデータを比較したとき、職種や所得額に明らかな違いが生じていたという
母親が働いていたと答えた女性は、頼もしい母親の影響を受けて「自立した大人の女性に育つ」可能性が高くなるのだ。さらに、母親が働いていたと答えた男性は男女平等の意識が強く、“家事や子育てに積極的で家庭的”ということが判明した。
男性の場合、母親が働いていたか否かで収入や職種に大きな違いはみられなかったが、母親が専業主婦だったと答えた男性よりも家庭的であることが分かった。母親が働いていたと答えた男性の多くが「家事や育児は夫婦平等であるべき」と考えており、さらに家事や育児に対する積極性や自主性が強いことも判明したとのこと。
さて、この結果から学べることは多い。
結論を言えば、共働きは結婚生活に素晴らしい効果をもたらし、何かとメリットが大きい
- 子供の将来に良い影響を及ぼし、賢い大人に育つ
- 家計の収入減が増え、夫婦対等の関係を築きやすくなる
- 貯蓄にまわせる収入が増え、将来的な保全につながる
ただし注意しなければならないのは、共働きが原因で夫婦の関係が険悪になるのはNG。良いも悪いも子供の成長に影響してしまうおそれがあるため、共働きであっても良好な夫婦関係を築いていることが重要。将来、結婚を考えている婚活中の女性は、より良い結婚生活を送るために、ぜひ参考にしてみてはいかがだろうか。子供の未来に関わる大事な内容なら、なおさら覚えておいたほうが良さそうだ。
<調査対象の国>
- 2002年時点で男女平等主義が定着している国
- 2002年時点で男女平等の傾向はあるが、完全に定着していない国
イスラエル、イギリス、アメリカ、スペイン、オーストラリア、チェコ、ポーランド、スロバキア、スイス、オーストリア、日本、台湾 - 2002年時点で男女平等主義とは判断できない国
チリ、ラトビア、メキシコ、フィリピン、ロシア
デンマーク、フィンラド、ノルウェー、スウェーデン、フランス、ドイツ、スロベニア
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