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男女の未婚化が進む現代の日本では、「結婚をあえてしない人」「結婚したいのにできない人」「結婚相手はいるけれど結婚を選択していない人」など、さまざまな理由によって結婚が避けられています。
結婚ができないという言葉には、非常に多くの意味や事情が含まれています。
今回は男女が結婚をためらう理由について詳しくピックアップし、既婚者が結婚を考えたタイミングについても解説します。
目次
男女が結婚をためらう理由
結婚したくて婚活を始め、交際を始めて結婚ができそう…となると、急に結婚することに対してためらいや不安を感じてしまう、という人は意外と多いです。
そのまま順調に結婚までできればいいのですが、一度躓いてしまうと、本当にこのまま結婚していいのかな…と悩み始めてしまいます。
どうして結婚にためらってしまうのか、その理由を考えてみましょう。
覚悟が足りないまま婚活を始めてしまった
結婚をためらってしまう理由として考えられるのは、覚悟ができていなかった…というパターンです。
周りが結婚をし始め、そろそろ自分もかな…と周りに影響を受けて婚活を始めたけれど、結婚に向かって話が具体的になるにつれて「ちょっと待って」となってしまうこともあるでしょう。
結婚は今まで独身だった人にとっては未知の世界です。
婚活をしていい人を見つけたかったはずなのに、今までの自分を変える覚悟ができずに結婚をためらってしまうのではないでしょうか。
今に満足しすぎている
今の独身生活が十分楽しいという人は、結婚して幸せになれる、という将来がなかなか見えてこないかもしれません。
もちろん結婚だけが幸せになるための未来ではなく、結婚をしない選択をして人生を楽しく幸せに送っている人もいます。
しかし、結婚をしたいなというお思いが少しでもあるのであれば、将来的に結婚したいと強く感じることがあるはず。
今に満足している現状から、結婚をするという決断ができないとなかなか結婚に踏み切れません。
結婚後の生活への考え方の違い
結婚後、夫婦揃って仕事を続けていくのか、どちらか片方が専業主婦(主夫)になるのか?家事と育児の配分をどうすべきか?など、生活そのものへの考え方がパートナー同士で合わないパターンです。
考え方が合わなければ具体的な結婚生活をイメージすることもできませんから、せっかくの交際期間を経てもゴールインとはならず、そのまま付き合い続けるか別れるかを選ぶことになります。
金銭感覚や生活習慣の違い
夫婦の金銭感覚の違いは、結婚前によく話し合って見極めておくべきといわれています。
現代人のカップルはこの話し合いができる人が多く、細かく金銭感覚をチェックした結果「合わない」となり、結婚を敬遠するパターンがみられます。
生活習慣についても、部屋の片付けや衛生観念など結婚後の生活に直結する部分や食生活のバランスの良さなどがみられることも多く、実際の結婚生活がイメージできるかどうかが結婚を考えるポイントになっているようです。
既婚者が結婚を考えたタイミング
次に、既婚者が結婚を考えたタイミングについて詳しくみていきましょう。
お付き合い期間のまま自然な流れで
既婚者からの意見としてもっとも多かったものが「自然な流れ」です。
特に具体的なタイミングを意識したわけではなく、このまま結婚できそうだと思ったところがタイミングと感じ、入籍したカップルが多くみられました。
実際、結婚の時期を具体的にイメージしてもその通りになるとは限らず、お互いのプライベートや仕事の事情の兼ね合いもあるため、結婚に適したタイミングでの入籍がもっとも無理のない時期といえるでしょう。
退職や昇進など結婚に適した節目で
妻側の退職に際して入籍した、夫側の昇進が決まって家族になる準備が整った…など、結婚に適した「節目」をみて入籍するパターンです。
この節目については事前にカップル同士で話し合っている場合が多く、「3月に退職するから入籍は4月にしよう」など、自然な流れとは真逆でしっかりと計画をしているケースがみられました。
自宅の契約更新・引越しのタイミングで
賃貸物件の契約時期に際し、更新せずに相手の部屋へ移ってから結婚したり、結婚と同時に新しい新居に2人で引越したりするパターンもみられました。
やはり事前に2人で話し合って決める場合が多いのですが、片方が「良いタイミングだから」と結婚を提案するパターンも。
結婚にふさわしいタイミングはカップルごとにさまざまですが、自身の環境の変化を利用することもひとつの方法かもしれませんね。
結婚をためらわないために…今すぐやるべきこと
結婚をためらわないために、すべきこととは何でしょうか?
自分にちゃんと自信を持つ
この人と結婚してもいいのかな…と思ってしまう原因は、自分に自信がないからです。誰にだって、ちょっとマイナスな面は必ずあるものですよね。
でも、それを受け入れることができず、あれ?と思うことがあると「この人と結婚して大丈夫なのか」と不安に感じてしまうでしょう。
でもそれは、自分自身に自信がなくて、結婚相手に何でもできるパーフェクトさを求めてしまっているから起こる不安です。
自分に自信をもってお付き合いできていれば、相手に対して「あれ?」と思ったことにも寛容になれるはず。
結婚相手に求めすぎない、頼りすぎない、そのためには自分に自信を持って行動しましょう。
自分の未来を想像する
自分がどんな未来を求めているのかを考えてみると、必然とどんなパートナーを選ぶべきかがわかってきます。
自分が目指している未来がわかっていないうちは本当のパートナー選びはできません。
ただちょっとお付き合いするだけならいいですが、結婚ともなると生涯のパートナーになりますよね。
いざ結婚するとなって2人の未来を考え始めてみると、「この人じゃないかも」という不安が襲ってきます。
例えば、自分は子供がいらないと思っているけれど、相手が強く子供を望む人だったらどうでしょうか?考えている未来が2人とも違いますよね。
この違いを結婚してから歩み寄って埋められるならいいのですが、どうしても譲れない・歩み寄れないこともあります。
まずは自分の想像する未来に寄り添ってくれるパートナーを探すべきです。
結婚する意味をもう一度考えてみる
本当に自分にとって結婚が必要か、を改めて考えてみてください。周りの空気に流されず、どうして結婚がしたいのか…ということを再考してみると、自分が結婚にも求める条件も明確になっていきます。
考えた結果、結婚をするべきではないという選択に至る人もいるでしょうが、結婚したいという思いが少しでもあるから婚活をしているはずです。
結婚する意味が明確になれば、結婚して変わる環境にも覚悟や決断ができるようになるでしょう。
婚活は結婚の準備期間です。でも、婚活を始めると結婚前提に異性と知り合い、付き合うこととなります。
相手と向き合うためにも、ちゃんと結婚について考えておきたいですね。
結婚の意味や時期を考えてみる
結婚は必ずするべきものではありませんが、漠然と結婚したいと考えている方は、婚活や今いるパートナーとの縁を大切にしていきたいものです。
結婚したい気持ちのまま現状維持を続けていては、限りある時間が刻々と過ぎていってしまいます。
特に婚活は自分とフィーリングや価値観の合うお相手との出会いが必要不可欠ですから、自分の結婚観をしっかりと持っておくことが大切です。
まずは結婚の意味をよく考え、適切な時期やタイミングを把握したうえで、婚活や恋人との関係を進めていきたいですね。
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
日本ライフデザインカウンセラー協会HP:https://www.counselors.jp/