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最近、色々なメディアで目にするようになった“妊活(にんかつ)”という言葉
妊活とは、赤ちゃんを妊娠するために行う前向きな活動のことを指します。妊活と聞いて記憶に新しいのが、お笑い芸人の森三中・大島美幸さんの妊活宣言。
大島さんは2014年5月から、芸能活動を無期限休業し、子作りに専念。これまで自然妊娠の末に2回にわたって流産を経験している大島さんは、生活や食事の改善に取り組みながら子宮筋腫の手術を受け、不妊治療後の昨年秋に人工受精で妊娠に成功。妊活開始から約9ヶ月後の2015年2月15日に、妊娠6ヶ月であることを発表しています。
大島さんの他にも、モデルで女優の山田優さんが行ったことでも注目された妊活。現代女性は、生活環境の変化から不妊悩みを抱える方が増えています。まだ結婚や妊娠・出産を考えていない方でも将来に備えて、「どうすれば妊娠しやすくなるのか」そして、そのために行うべきことを知っておきましょう。
■妊娠しやすい生活・体作りをする
妊活の基本は、規則正しく健康的な生活を送ること。
もし妊娠を妨げるような原因があれば取り除き、生活を見直していくことが必要です。現代女性で最も多い不妊原因のひとつとされているのが、体全体の“冷え”。血行不良だと卵巣に十分な酸素や栄養が送られず、妊娠しにくい体になります。冷え性の人は普段から薄着を避け、体が温まるような食事を摂ることを心がけ、毎日暖かいお風呂にゆっくりつかるなどして、血行不良の改善に努めましょう。
適度に運動する習慣をつけることも有効です。
血流の改善は、生殖器官の働きアップに繋がります。また、あまり知られていませんが、体重の大幅な増減も妊娠に影響を及ぼします。
痩せすぎるとホルモン分泌が少なくなり、太りすぎるとホルモンバランスが崩れがちになるため、妊娠しにくくなる傾向にあるのです。そのため、普段からできるだけ適性体重を維持しておくことが大切になります。ほかにも、喫煙やストレスも妊娠を妨げる原因に。健康的な生活を送り、ストレスを減らすよう心がけましょう。
■基礎体温をつけて、生理周期を把握する
女性ならご存知かと思いますが、基礎体温は毎日起床直前の決まった時刻に測定するのが正しい方法です。健康な女性であれば、基礎体温グラフは低体温期と高体温期にはっきり分かれ、それぞれがおよそ2週間ずつ繰り返されます。基礎体温をつけておくと、妊娠しやすいとされる排卵日前後の期間を自分で把握することが可能になるため、妊娠の可能性を高めることができます。
また、万が一不妊治療を受けることになった際でも、基礎体温をつけておくことで医師が排卵の様子などを知る手がかりになり、スムーズな治療が受けられます。
■妊活しても1年以上妊娠しない場合は、病院で検査を受けてみる
進む晩婚化や社会進出など、妊娠から遠ざかりやすい環境にある現代女性。赤ちゃんを望んで妊活しているにも関わらず、1年以上授からない場合は、一度不妊検査を受けてみることをオススメします。不妊の原因は女性だけにあるとは限りません。男性、あるいは男女両方にある場合もあるので、検査は二人で受けることが大切。
男性の検査項目は主に精液検査のみですが、女性は違います。基礎体温表のチェックから始まり、超音波検査や卵管造影検査、ホルモン検査など、様々な検査を受けることになります。実際に不妊治療を進めるかどうかは検査結果と医師の意見も踏まえ、最終的な判断を夫婦に委ねる形になります。
妊活の中で自然妊娠できればそれに越したことはありませんが、夫婦によっては生活改善や一般的な不妊治療ではなかなか妊娠できず、大島さんのように人工受精など高度な治療を迫られるケースが存在します。妊活には、夫婦間の協力と愛情が何よりも重要だということをぜひ覚えておいてください。
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