※この記事は2021年10月25日に更新されています。
コロナ禍による孤独感や仕事のストレスなどが多くなっていますが、婚活によって精神的に追い込まれ婚活うつになってしまう人も少なくありません。
幸せになりたい、余裕のある生活をしたい、楽しい人生を過ごしたい…など、結婚を考える理由は人それぞれですが、結婚までの過程である婚活によってストレスを感じてしまったら本末転倒です。
婚活によるストレス解消方法を説明するので、婚活うつにならないように参考にしてみてください。
目次
婚活が上手くいかないから疲れた?
最初は、バイタリティにあふれ婚活を楽しんできたはずなのに、どうも最近お見合いパーティーに参加するのが憂鬱…。婚活期間というのは個人差が激しいものですので、活動から半年で結婚する方、あるいは二年以上経っても結婚できない方もいらっしゃいます。
婚活という性質上、人との出会いの数は多くなりますし、そのぶん対人関係に疲れてしまうこともありますが、その疲れがストレス過多状態となっていると、婚活を一時的にお休みしたほうが良い場合もあります。
婚活ストレスによる婚活うつ
婚活鬱とは、婚活をしているうちにノイローゼ(ストレス過多)状態となってしまう症状のことをいいます。「何度もお見合いして、断られる度に自分を否定された気分になる」という悲しい思いをしている方もいるのです。
婚活というのは本人だけではなく、親や兄弟の職業、そして長男・長女など家族や家族構成も見極められることもあり、「生まれた場所が悪かった」と生い立ちに関しても否定的になってしまうこともあります。
“婚活”という言葉が流行してから、良い話ばかり世間を賑わせているわけではありません。自分の存在を否定してしまう状態が長く続けば、「自分には価値がない」と思い込み鬱病を発症してしまうことがあるのです。
婚活ストレスを解消して婚活うつを防ぐ方法
婚活うつを防ぐためには、婚活ストレスを解消することが大切になります。ストレス解消方法をいくつか紹介するので、参考にしてみてください。
休息時間を取る
疲れてしまったと感じたのなら、思い切って婚活を休んでみてはいかがでしょうか。婚活うつになりかけているとき、自分に対して否定的になってしまいます。
「どうせ私なんて…」「どうせ断られる…」など、マイナスイメージは相手に伝わってしまいます。自分に対して否定的な相手と結婚したいと思う人は少ないです。悲観的な時にお見合いを続けたところで、うまくいくことはほとんどありません。
婚活の場から離れて、自分を否定するのではなく肯定する時間をもつことで、輝くような笑顔でお見合いをできるようになることでしょう。笑顔のあなたを見た相手が魅力的に感じるようになります。
突き進み続けることが勇気ではなく、時には休息を取ることも勇気のひとつなのです。休息時間をつくるとき、期間を決めることをおススメします。期間を決めないで休むと、結婚のタイミングを逃すこともあり、腰が重くなってしまう可能性もあります。
もちろん回復度合い等によってどのくらいの期間が適当なのかは個人差がありますが、なるべく3ヶ月程度にすると、今後の婚活への影響も少なくて済みます。
周囲の言葉を気にしない
親や親戚など、周囲の人から結婚のことを急かされるとストレスを感じてしまいます。
あまりに頻度が多い場合は周囲の人の言葉を気にしないようにしましょう。自分の人生は自分で決めるものであり、周りの人から言われて決めるものではありません。
周囲に急かされて婚活を始めて心の中では納得しきれていないままだと、結婚しても「急かされたから…」「もっといい人がいたかも…」などと思ってしまい、良い結婚生活を送れなくなる可能性があります。
周囲の言葉を気にせず、自分のペースで婚活を進めていければ、納得できる相手を見つけることができるはずです。自分のペースで進んでいくので、ストレスも溜まりにくくなるのでおすすめです。
誰かと比較しない
婚活しているときに、結婚して幸せな人を見ると自分と比較して落ち込んでしまうことがあります。比較する対象が身近な人になるほどマイナス思考になりやすいものです。
友達と自分を比較することでストレスを感じてしまうのであれば、誰かと自分を比較しないと決めましょう。急に言われても難しいことではありますが、慣れてくると徐々に気にならなくなります。
特にSNSは意図せず友達の情報が入ってきてしまうものなので、婚活中は落ち着くまでなるべく見ないようにすることもおすすめです。
すぐ結婚したい人以外との接触を断つ
たとえ良い相手に出会ったとしても、相手が結婚したいと思っていなければ無駄な恋愛に時間を使う結果になります。
「いつかは結婚したい」など、結婚したい時期が曖昧なのも同じで、結婚したくなる時期が1年後か5年後なのかはわかりません。相手がどう思っているのかは、ストレートに聞いてください。恋愛の面において結婚の意思を相手に聞くのは重くてタブーだとされていますが、婚活では逆です。
結婚したいから婚活しているのであり、恋愛だけなら婚活する必要はありません。相手に結婚の意思が無いのであれば、相手を断ち切る勇気を持ちましょう。
一点集中ではなく分散させる
婚活中に相手を一人に決めると、執着してしまって判断力が鈍ってしまいます。2~3人を同時に「仮交際」して、人柄や条件などを比較する方法もあります。
同時交際は不誠実だと思ってしまいますが、婚活の場であれば仮交際は一般的な方法です。何度かデートを重ね、最終的に一人の相手に決めてから本格的な交際を始めると良いでしょう。
デートを重ねた相手からお断りされることもあり、一人の相手に執着している場合は大打撃を受けてしまいます。複数人と仮交際をしていれば「縁が無かった」と思うことができ、理性的にお別れすることができるはずです。
婚活うつになってしまったら専門医へ相談
流行している婚活鬱は、『婚活疲労症候群』という流行病ともなっています。
ストレスは万病のもとと言いますが、まさにその通り。ストレス過多状態となることで、精神的な負担だけではなく肉体的にも影響が出てしまう場合があります。頭痛・胃痛・倦怠感・脱力感・嘔吐・下痢・便秘・発熱・不眠…など、生活スタイルを崩してしまう恐れもあるのです。もしも思い当たることがあれば、早めに受診することをおすすめします。
現在は、婚活疲労症候群(婚活鬱)の専門外来もありますので、昔よりもはるかに受診しやすい環境が整っています。メンタルクリニックに行くには、少し気が重いという方も多いと思いますが、ストレス社会に生きる全ての方が鬱病のリスクを伴っていますので、あなただけおかしな病気になってしまったという認識は間違いです。
誰がなってもおかしくない…心の病と呼ばれる鬱病です。そして鬱病の発端が婚活であっただけ。むしろ病気になるまで頑張った自分を認め、褒めてあげても良いのです。
またクリニックによっては「結婚後、何らかの形で配偶者にメンタルクリニックの受診歴がバレるのがイヤ」という方に対し、保険外診療を行っています。メンタルクリニックの受診歴を未来の配偶者に知られたくないという方は、保険証を使わない診療を受けるという選択肢もありますので、病院に相談してみましょう。
単なるストレスという軽い判断が、後にあなたの生活を乱してしまうことのないように、自分自身を心配し愛してあげてくださいね。
婚活うつだと感じたら適度な休息を取ろう
婚活うつと解消方法について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。お見合いパーティーが憂鬱になるなど、婚活に疲れてきたと感じたときは婚活うつになる可能性があります。
婚活うつは病気のひとつです。単なるストレスだと軽く考えることなく、症状に気付いたときには思い切って休むなど、ストレスを溜めずに対策を取るようにしましょう。
結婚相談・婚活アドバイザー 田村智泰
「婚活で人生が変わった。」「結婚相談所で運命のパートナーに出会えた。」そんな方を1人でも増やせるように、結婚相談・婚活アドバイザーの立場から結婚相談・婚活業界の健全な発展を支援しています。
ライフデザインカウンセラーベーシック講座 第140230号
日本ライフデザインカウンセラー協会HP:https://www.counselors.jp/