婚期を先送りさせる婚活迷子とは
「結婚したい」というきっかけから始めた婚活でも、いつの間にか相手に求める条件が増え、次第に理想が高くなり、パートナーが見つからないことが原因で“婚活疲労症候群”を患う独身男女が増えています。
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婚活疲労症候群を患ったら心のケアを優先しなければいけませんが、そもそも問題なのは婚活に疲れる一歩手前の『婚活迷子』です。あれもダメ、これもダメ、私がダメなの?何がいけないの?といったように、言葉のとおり“婚活で迷子”になることを言います。
婚活迷子に陥る原因は大きく分けて2つ
<原因1>
結婚相手を見つけるための婚活が、理想像をハンティングするための婚活へと心変わりしていき、自分でハードルを上げていることに気づかず婚期やタイミングを先送りにしている。
<原因2>
失敗を恐れて行動に移せず、ネガティブ思考で「ああでもない」「こうでもない」と自問自答。婚活パーティーや合コンなど出会いの場に足を運んでみたところで、成果のない場数だけを踏んでストレスに悩まされる。どちらも解決策は同じです。何を優先させるかを明確にすること。言葉を変えると、何を目標にして婚活すべきかをはっきりさせることが大事。まずはデートしたり会話したりと、人間関係を築くステージに上がることが先です。
「あれもダメ」「これもダメ」「ああでもない」「こうでもない」そんなことばかり考えていては、いつまでたっても同じところを行ったり来たりするだけ。会ってみて・話してみて・知って、これが婚活本来のスタンスです。
- 会ってみて、インスピレーションや雰囲気を感じとる
- 話してみて、パートナーとして成立するかを感じとる
- コミュニケーションをとることで相手の価値観や結婚観を知って
このステップが結婚へとつながるレールです。人間関係を築く過程で「結婚してもいい」と思うのか、それとも「結婚する相手じゃない」と思うのか選択すればいいだけのこと。それほど深く考えることではないのです。
婚活迷子に陥らないための4つの心得
しかしながら、「婚活迷子に陥らないよう気をつけろ」と言われても、何に注意すればよいのか分からないですよね。気をつけるべきポイントは一つ。理想に理想を上塗りして結婚の目的を見失わないこと。
例えば女性の場合、「愛とか相性とか関係ない。最初から財産目当て」というなら目標がはっきりしているからOK。でも、ほとんどの方は「誰かと生涯を共にする」ことを目的としているはずです。愛とか相性とか経済力とか全てを含め。その“誰か”を見つけるための手段が婚活ですよね。婚活迷子に陥らないための最善策は、『パートナーになる可能性が高い人』と一人でも多く出会い、『自分の身の丈を知ったうえで結婚相手を選ぶ』ことです。
理想は新しい理想を生むだけで、自分で自分を見失うだけ。覚悟と目的をしっかりと見つめ直しましょう。