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睡眠障害によるデメリット
■体力が回復しないので疲れたままの状態が続く
人は常にエネルギーを使います。つまり、体力です。人は眠ることで成長ホルモンを分泌し、体力を回復しています。不眠症が引き起こす無気力感や脱力感は、体力が回復しないことが理由としてあげられますね。
■免疫力が低下する
体力が回復しなければ、体内の機能を整えるためのエネルギーも少なくなってしまいます。その結果、正常な機能が失われると免疫力が低下し、すぐに風邪を引いたり体調を崩したりと問題ばかりです。
■老化現象を早める
睡眠による成長ホルモンの分泌は、肌を修復したり再生したりする大きな役割をもっています。古くなった角質を再生するのも成長ホルモンです。要するに肌荒れ。肌だけに限らず、髪、爪、傷の回復など全てに影響します。
睡眠不足で成長ホルモンが分泌されなければ、古いパーツのまま生きているわけですから自然と老化が早まるわけです。
■脂肪が燃えにくく太りやすい体質になる
成長ホルモンは、脂肪を燃やす働きがあります。寝ているときに人が汗をかくのは、そのことが理由の一つです。毎日一定の睡眠時間で規則正しく脂肪を燃やすことで体型をキープしようとするのが本来の役目。しかし、睡眠障害でリズムが崩れると脂肪が燃えにくくなり、太りやすい体質になってしまう恐れがあるんですね。
■脳の働きが低下する
睡眠の最大の目的は、脳の回復といっても大げさではありません。記憶力の低下、集中力の低下、判断能力の低下など様々なトラブルを招いてしまいます。脳の疲れを回復するのも、睡眠の大切な役割なのです。
■心臓にストレスを与えてしまう
睡眠不足は心臓に負担をかけます。その原因が血液の循環です。
体内の全てに血液を送る役目が心臓。体のあちこちに新しい血液を送るために心臓がポンプの働きをします。睡眠不足で体力が低下し、免疫力が下がると、心臓は休むことなく働き続けることになります。当然ながら心臓のストレスになってしまいますね。寝ることで心臓も休憩するわけです。
■精神状態が不安定になる
ストレスを感じるということは、脳が疲れている証拠です。脳が疲れることが原因で、人はストレスを感じます。うつ病や精神的な疾患は不眠症が入り口となっている場合も多く、睡眠によって脳を休めることは体にとって欠かせないことなのです。
■骨髄の働きに悪い影響を及ぼす
骨髄は、言わずと知れた大事なパーツです。白血球や赤血球、リンパ液といった生きるうえで欠かせない大切な要素を作り出しています。睡眠不足は血の流れを悪くし、骨髄の働きを妨げてしまいます。これに免疫力の低下が重なると、体全体の機能を悪くしてしまう恐れがあるので注意が必要です。
その原因、睡眠不足かもしれません
婚活でストレスが増えた、私生活まで上手くいかなくなった、なんて言葉を聞くことがありますが、もしかしたら睡眠不足が原因かもしれませんよ。また、肌荒れがひどい、痩せにくくなった、髪の毛がパサパサ、顔色が悪い、何かと集中力がない、などなど、体の異変と睡眠不足は深いつながりがあります。
そのほかにも、睡眠不足による病気の誘発、疲れが溜まりやすい、怒りっぽくなった、小さなことでもイライラするといった原因にもなってしまいます。そして、不規則な睡眠も注意が必要。例えば同じ8時間の睡眠でも、決まったリズムの睡眠時間と不規則な睡眠では体に与える影響が大きく違ってきます。
すべては習慣です。いつも就寝と起床がバラバラの時間では、体もリズムをつかみにくいのです。一日の生活の区切りをつけるためにも、睡眠時間をリズムよく習慣づけたほうが健康的な身体を維持できるでしょうね。