演技でもいい!相手を魅力的だと思うことが大事
恋愛結婚を望む男女がほとんどですが、実は、いくつかの実験では「恋愛結婚よりもお見合い結婚のほうが夫婦関係の絆は強くなる」といった研究結果が出されています。
ハーバード大学のロバート・エプスタイン博士が、お見合い結婚をした100組のカップルを長い期間にわたって調査。その結果、恋愛結婚は「出会いから18ヶ月後に愛情のレベルが半分になる」のに対し、お見合い結婚の夫婦は「相手に対する愛情が徐々に上昇していく」ことが分かったそうです。
また、イギリスのハートフォードシャー大学・ワイズマン教授の研究によると、「相手を魅力的だと思いこむことで相手の魅力を受け入れられるようになり、恋に落ちる可能性が高まる」という実験結果もあります。
100名の男女を集め、初対面の男女が一対一でコミュニケーションを交わすパーティーを開いたのですが、その際、相手に対して「すでに恋に落ちているかのように演技する」ことがルールでした。参加した男女は相手をじっと見つめあったり、ささやきあったりして「すでに自分は恋に落ちている」と心の中で言い聞かせながらコミュニケーション交わしました。
実験のパーティー終了後、45%の男女が「もう一度相手に会いたい」と答えたそうです。これに対し、演技をしない場合は20%まで減少するという結果に。
これまでは、感情が先にくることで、そのあとの行動が感情に結びつくと考えられてきました。たとえば、「食べたい」という感情から「食べる」という行動に結びつきます。しかし今回の実験で、行動が先にくることで感情に結びつくことが判明。この原理が、お見合い結婚で夫婦の仲が深まる理由だとされています。
「結婚」という行動が先にくることで、そのあと「絆」や「夫婦」といった感情に結びつき、結婚生活を二人で過ごしていくうちに男女の仲が深まっていくことが理由です。婚活の場面でも同じことが言えます。少しでもフィーリングを感じたら、その相手のことを魅力的だと自分に思い込ませ、まずは関係を築こうとする姿勢が大事。行き当たりばったりで最初っから否定していては同じことの繰り返しになってしまいます。相手の魅力に目を向けることで相性が一致すれば関係が深まりやすくなるわけです。
お見合いでも同じです。まずは、相手のことを魅力的だと思うことが重要。ただし、自分に極端な負荷を与えず苦痛を感じない程度に。受け入れる気持ちをもった人と、そうでない人では結果が大きく違います。もっと広い受け口で出会いに望むことが必要と言えるでしょう。
参考:Why acting like you are in love can lead to the real thing
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