目次
祝!成婚1000組を達成
独身男女の出会いを応援する「ひょうご出会いサポートセンター」は兵庫県の自治体が運営する婚活支援事業で、2015年5月の時点で成婚カップルが1000組を達成したことを発表。支援事業を始めたばかりの頃は、婚活パーティーを通じて相手を見つける形式だったが、最近では個別のお見合いを紹介しサポートすることで成婚数が増加傾向にあるという。
兵庫県の地域活性化を目的に1999年に開始した婚活支援事業。農山漁村の男性と都市部の女性の出会いを支援する「こうのとりの会」を発足したのがきっかけ。定期的に婚活パーティーを開催していたのだが成婚数は2005年の時点で77組。一向に成婚数が上がらない現状を解決するために、2006年に「ひょうご出会いサポートセンター」を設置した。
2010年には、個別のお見合いを紹介する「ひょうご縁結びプロジェクト」を開始
これにより、少しずつではあるが成婚数が増え、ついに2015年5月時点で1000組を達成。婚活支援の利用方法は、まずセンターの窓口で「はばタン会員」に登録。登録時に職業や結婚歴を記入し、あとは本人の意思で年収や趣味といったプロフィールを記入するだけ。
会員は、兵庫県が運営するセンター内に設置された専用の機会でプロフィールを検索し、お見合い候補者を3人まで指名することができる。指名した相手がお見合いをOKしてくれれば、センター内に設けられた個室で30分間のお見合いをするという流れだ。
もちろん、その逆もあり得ることで、お見合いを申し込まれる可能性もゼロではない。登録しておくだけでも期待は膨らむ。会員のデータを兵庫県が管理することで、結婚詐欺や、営利目的の勧誘などのトラブルを事前に防げるといった安心感がある。
2009年は58組の成婚数。個別のお見合いを導入したことで2010年には106組まで増加。2014年は171組の成婚数を記録した
さらに兵庫県は、10ヶ所に設置されているセンターを拡大し、東京出張所を設置する予定だそうだ。県知事の井戸敏三さんは、「出会いの場を作ることで結婚、出生数を増やすのが究極の願い。年間200組の成婚数を目指したい」と会見で語った。
会員になるためには、兵庫県内に在住・在勤・在学中の独身男女のみ。もしくは、この条件に当てはまる人から紹介を受けた20歳以上の独身男女。登録費は年間5千円で、登録のほかにも県内のホテルやレストランなどで開かれる婚活イベントにも参加できる。2014年は県内で、460回の婚活イベントを開催している。
記念すべき100組目のカップルは明石市に在住する28歳の会社員・井上隆裕さんと、兵庫県に在住する親族から紹介を受けてお見合いをした大阪市の会社員・長谷川みのりさん28歳。
出会いの場は様々だが、都道府県や自治体が運営する婚活支援にも注目したいところだ。婚活の可能性を高めるためにも、ぜひ一度、最寄りの婚活支援に問い合わせてみてはいかがだろうか。
【編集部おすすめ記事 ベスト5!】
優良な結婚相談所に資料請求して比較する!結果が出ない婚活は、もうヤメよう!
婚活しない独身者。結婚にネガティブな理由は「プラスのイメージがない」こと