今や全国に4000社とも言われている結婚相談所
一見すると、4000社という数字は婚活中の方にとって、とても頼りがいのある数字のように聞こえます。が、しかし実際にはそれほどの数があると「どこの結婚相談所を選べばいいのだろう？」という悩みの種になってしまうのが現実です。
そんな時には、結婚相談所本来の目的を思い返してみましょう。結婚相談所の目的は、会員同士を結婚へと導くこと。そして、そこで大切なのが、その結婚相談所を利用することによってどれくらいの方が実際に結婚できたのか？という点。それを数字で表したのが、“成婚率”です。
成婚率の高さは、結婚相談所を選ぶときの最重要ポイントといっても過言ではありません。誰もが結婚を目的に登録をするわけですから、少しでも結婚の実績が高い相談所を選ぼうとするのは、至極当然のこと。成婚率は結婚相談所によって、公表されているところとされていないところがあります。
公表されている相談所の成婚率を実際に見てみると、各社ともおおむね50％～60％という数字の明記が目立ちます。しかし、この成婚率は各社によって計算方法が異なるため、単純に数字だけで比較をするのは難しくなっています。
成婚率の計算方法は？
一番多い計算方法は「成婚退会者」÷「総退会者」というもの。これは”退会の意思表示をした人の中での成婚者の割り合い”という意味になります。
ところが、この計算方法には致命的な問題があり、ここには退会をしないで会員期間を延長した人や、退会手続きを取らずに放りっぱなしの人の数字が含まれていないのです。そのため、「入会した会員が期間内にどれだけ結婚できているか？」という定義で再計算すると、実際の数字は22％～30％といわれています。
では、こうした事情を踏まえた上で、実際に成婚率を公表している結婚相談所各社の数字を会員数と共に比較してみましょう。
■パートナーエージェント
会員数7000人以上／成婚率68％（東京）
１年以内の結婚を目指した婚活をサポートしてくれる結婚相談所。業界で初めてISO9001を取得し、サービスの質や顧客満足度向上への取り組みを強化している。
■婚活ラウンジIBJメンバーズ
成婚率50.5％
カウンセラーのサポート力が自慢の結婚相談所。データマッチングシステムだけに頼らず、出会いから交際・成婚までをカウンセラーの手によってサポートしていきます。
■フィオーレ
会員数19000人以上／成婚率55.6％
西日本エリアを中心高い実績と評判を得ている結婚相談所。特定商取引法、個人情報保護法などの法令を遵守している企業にだけ付与される「マル適マーク」を取得しているため、安心して利用することが可能です。
■ヴィーノ
会員数60000人以上／成婚率71.1%
国内最大級の会員数と高い成婚率を誇る関西随一の結婚相談所。各結婚相談所の連盟に加盟しているため、全国6万人以上の会員の中から希望条件にマッチした人を探すことが可能です。
■ブライダルチューリップ
会員数50000人以上／成婚率52.5%
業界最安値と言われる良心価格で高い成婚率を誇る東京の結婚相談所。知人や口コミがきっかけで入会者が多く、顧客満足度の高いサービスが期待できます。
■銀座mariru
会員数36000人以上／成婚率57%
お見合いマッチング率98％という非常に高い実績を誇る結婚相談所。男性・女性それぞれに婚活での魅力アップを目指す講座などを開講しているマリッジスクールがあります。
■婚活KoKo
会員数49000／成婚率45%
名古屋で成婚率No.1を誇る結婚相談所。入会後１年以内の成婚率は90％に達するなど、高い成婚率が魅力の結婚相談所の１つとなっています。
■縁マリッジ
会員数49000人／成婚率58%
福岡最多の会員数を誇る結婚相談所。ネットワークを通じて全国にも対応しており、成婚率の高さに定評があります。
正確な成婚率を算出するのは難しい
この時点で既に多くの方がお気づきかもしれませんが、サンマリエ、ノッツェ、ツヴァイなどの大手結婚相談所では、成婚率を非公表としているところが多くなっています。公表していない理由は各社によって異なりますが、中でも一番多くを占めると考えられるのはやはり、「正確な成婚率を算出するのは難しい」というもの。
従って、成婚率はあくまでも「絶対的な数字ではない」ということを念頭においておきましょう。ここで大事なのは「成婚率＝必ず結婚できる確率」ではないということです。成婚率とは、結婚相談所のサービスがあってこそのもの。結婚相談所選びでは、成婚率も含めたサービス内容全体に目を向るようにしましょう。
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