結婚の障害・・・男女ともに一番の悩みは結婚資金
結婚したいのに結婚できない壁。婚活中の皆さんは、結婚の障害になるものがありますか?国立社会保証・人口問題研究所が実施した過去5回の調査結果で、いずれも1位になったのは男女ともに「結婚資金」の問題でした。
もし1年以内に結婚するとしたら「どんなことが結婚への障害になるか?」をアンケートしたところ、男性の43.5%、女性は41.5%が結婚資金と答えています。
これまでの調査では、「親の承諾」や「親との同居や扶養」といった問題をあげる女性が多くいましたが、年々、減少する傾向にあり、圧倒的な割合で結婚資金の問題が結婚への障害となっていることが分かりました。
そのほかにも、「仕事上の問題」や「結婚のための住居」といった理由が、男女ともに結婚を足止めする障害となっているようですね。
<結婚したいのに結婚できない障害・問題とは?>
結婚資金・・・男性43.5% 女性41.5%
結婚のための住居・・・男性19.3% 女性15.3%
職業や仕事上の問題・・・男性14.8% 女性17.6%
親の承諾・・・男性9.6% 女性17.1%
親との同居や扶養・・・男性6.3% 女性7.9%
18歳~34歳の独身男女に調査(男女比 68.1%:71.5%)
※国立社会保証・人口問題研究所調べ
また、「結婚するときに気になること」を調査したところ、男女ともに「自分の生活リズムや生活スタイルを保てるか」「余暇や自分の時間を確保できるか」「お金を自由に使えるか」といったことが気がかりになっているという結果に。
女性にいたっては「仕事の時間を確保できるか」と31.7%が答えており、家事と仕事の両立に対して不安をもっている女性が多い結果となりました。
<結婚への気がかり>
自分の生活リズムや生活スタイルを保てるか・・・男性48.7% 女性60.5%
余裕や自分の遊びの時間など自由にとれるか・・・男性46.7% 女性51.1%
お金を自由に使えるか・・・男性46.1% 女性46.5%
自由な人生設計ができるか・・・男性20.8% 女性24.9%
仕事の時間を自由にとれるか・・・男性17.5% 女性31.7%
住む場所が制約されないか・・・男性13.8% 女性19.4%
職業を自由に選べるか・・・男性12.6% 女性20.6%
ファッションや食事などの好みが制約されないか・・・男性12.3% 女性24.9%
18歳~34歳の独身男女に調査(男性3,667人:女性3,406人)
※国立社会保証・人口問題研究所調べ
どの項目についても、女性のほうが割合は高く、男性よりも結婚への気がかりを感じていることが分かります。
「仕事の時間を確保できるか」「職業を自由に選べるか」といった項目では、男性と比べて2倍。仕事をしながら家庭のことを考えると、やはり不安が募るようですね。
そういえば、最近はイクメンが人気とのことで婚活男子の人気ステータスとなりつつありますが、こうしたことが理由として考えられるのでしょう。
また、ファッションや食事の好みについても女性のほうが圧倒的に多く、「相手の好みに合わせられるか」「好みを制約されないか」といったことも心配事の一つ。
現代の独身男女がどんなことに不安を抱いているのかを知ることも、婚活にとって大事なことです。
例えば、今回の調査のように仕事に対して不安を抱えている独身女性にとって、結婚相手がイクメンだと公私ともに助かるわけですね。
とはいっても、結婚は共同生活。長く連れ添ったベテラン夫婦でも、みんなスタートは同じ。幸せな結婚を望むと同時に、不安や心配を抱えながら家庭という環境と向き合っていくもの。
大事な結婚のことですからあれこれ考えてしまう気持ちも分かりますが、婚活では出会いを楽しみながら前向きにパートナーを探すのが一番。
まだ始まっていないことをいくら考えても答えは出ません。不安や心配も含めて「この人となら多少の我慢も乗り越えて結婚生活を送れる」、それが本当の意味で“運命”と呼べるような気がします。
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