日本の未婚率
現在、何かにつけて、やれ「晩婚だ、晩婚だ」と騒がれている、我が国・ニッポン。確かに、今のご時世では、男女共に“30代独身(未婚)”という肩書はそれほど珍しくもなく、どこか当たり前のようにすらなっている風潮さえあるのが実態です。
しかし、当の本人たちの中には、「自分だけが遅いわけじゃない」「他の人だってまだだから、それほど焦らなくてもいい」と、晩婚化に対する危機意識が薄く、どこか他人事のように受け止めている人がいるのも、また事実。しかし、こうした現状の様々な“数字”に注目し、改めて“現実”に目を向けてみた時、それでもあなたは「まだ自分は大丈夫」と思うことができるでしょうか…?
こんな調査結果が報告されています。
5年ごとに行われている“国勢調査”。その中で、50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合を指す生涯未婚率(2010年時点)が、男性20.1%・女性10.6%と、初めて男性が2割台・女性が1割台に達し、この増加率は過去30年で8倍を記録したことが大きな話題を集めています。しかも、こうした未婚率の推移は、今後も下がるどころか上昇し続けるというのが大方の予測となっています。
これらをさらに、2012年の調査結果を例に具体的な現状で深く掘り下げていくと、次のようになります。
✔現在交際中の異性…なし(過去最多)
未婚者の内、男性6割・女性5割でつきあっている異性がいなく、このうち男女ともに半数近くが、「異性との交際を望まない」と回答。
✔35歳を過ぎて結婚できた男女…男性3%、女性2%(2005年から2010年の間)
✔40~44歳で「性交渉の経験がない」…7.9%(2004年社団法人「日本家族計画協会」調査)
✔未婚男性30~34歳で「性経験なし」…24.3%、35~39歳だと26.5%。
30代未婚男性のおよそ4人に1人、10人で2人が童貞ということに。
婚活中の方にとって、最も衝撃的だった数字は恐らく、“35歳を過ぎて結婚できた男女…男性3%、女性2%”ではないでしょうか。
35歳という年齢は、未婚であれば男女ともにひとつの節目として「そろそろ結婚したい」「そろそろ本格的に婚活しなくては」と思い始める時期と重なる方も多いでしょう。男性であれば、ちょうど仕事盛りな上に、社内でのポストもそれなりに落ちついて収入的にも安定し、ようやく“結婚”という現実に目を向けられる…そんなタイミングでもありますよね。しかし…ここで何が言いたいのか、もう既にお分かりですね?
35歳を超えてから始める婚活では、“時既に遅し”という厳しい現実にぶつかる可能性が極めて高いのです。
実際に、結婚相談所に登録している35歳以上の男女の成婚率は、それ以前の年代と比較をすると急落し、上記の数字とほぼ同等の結果になってしまうケースがほとんどです。このように、未だ冷めやまぬ婚活ブームとは対照的に、全体的な未婚率の推移は明らかな上昇傾向にあります。そして、そうした未婚の男女が結婚できないでいる原因の多くに、「出会いがない」という根本的な問題があります。そんな中、結婚相談所やインターネットを利用した婚活は、こうした声に応えられるとても有効な方法と言えます。
何千人・何万人という会員の中から、互いの条件に合うお相手を探し出せるデータマッチングサービスは、これまで以上に良質な出会いの数々をもたらしてくれることでしょう。しかし、ここで言う「出会い」というのは、単純な「出会いの数」ではなく、真に求められているのは「出会いの質」なのです。
いかにして「出会いの質」の更なる向上を図るか?
それこそが、今後の結婚相談所が抱える大きな課題と言えます。しかし、そのためには、サービス利用者の側の意識改革が必要なことも忘れてはいけません。「今さら妥協したくない」という思いを和らげることも、時には必要なのです。
次に国勢調査が実施されるのは2015年。日本が抱える“未婚・晩婚”という実態がどのように推移していくのか注目してみましょう。
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