結婚は本人同士だけの問題じゃない、家と家との結びつきだから…と考えている人も多いと思います。日ごろから親と関わりが深い人は特にそう考えるのではないでしょうか。
親と仲が良いのはいいことですが、もしかして親と仲が良すぎて結婚ができないのかもしれません。あなたの結婚を親が邪魔していないかどうか、一度考えてみましょう。
親が付き合っている段階から口出しをする
親にとっては大事な子供ですから、自分が気に入らない相手は子供にとっていい影響を与えないと判断して口うるさくいう親はとても多いです。もっとあなたにはふさわしい人がいるとか、お付き合いをやめなさいとか…直接的なことを言う親もいれば、門限を作ったり休日に出かけるすきを与えなかったり…間接的に付き合いを邪魔する親もいるでしょう。
子供の幸せを考えて…と口では言いながらも、どんな人と付き合っても文句を言う…そんな親が多いです。
それでも頑張って相手とともに結婚に向かっていけるならいいのですが、相手が疲れてしまう可能性も。相手の親に歓迎されない結婚って、結構つらいものです。自分の親なら反論したり言い返したりできますが、相手の親にいろいろ言われて反論することってできませんよね。次第にそんな相手の親の態度に疲れて、お別れ…なんて結末になってしまうかも…。
また、親と仲が良い人は親が言うことが正しいと考えてしまうため、これだけ反対されているなら別れたほうがいいのかな…と悩み始め、破局につながりやすいでしょう。
親と仲が良くて寂しくない
親が付き合いを邪魔しないパターンでも、間接的に親が関係して結婚ができない人もいます。親と仲が良く、実家住まいで常に親と一緒に行動している…という人は要注意です。確かに親は家族ですから、気兼ねなく過ごせて一緒にいると楽しいかもしれません。しかも結婚していなくなって寂しくないですよね。
それこそが結婚を遠のかせてしまう原因です。結婚しなくても楽しいし、親と一緒にいればいつまでも子供のままでいられて気を使わないし…と楽な方向を選び続けていると、結婚相手を見つけようとする気持ちまで薄れてしまうでしょう。
親の干渉から逃れるためには?
親が付き合っている間からあれこれ言ってきて困る…というときは、あまり気にせずお付き合いをすすめましょう。そして、少しずつ相手の話をしながら根気よく向き合うことをおすすめします。いつもいろいろ言われてもううんざり…と思っても、反抗してしまうと余計に親の気持ちを高ぶらせてしまいます。
「心配してくれる気持ちもわかるけれど、大丈夫」ということを伝えてくださいね。もちろん、親が安心して結婚を後押しできる相手とお付き合いするのは大前提ですが、どれだけいい相手であっても文句を言いたい親には、時間をかけて少しずつ納得してもらえるように話し合いましょう。
親離れに挑戦してみよう
仲が良すぎる親子関係も、少し見直してみたほうがいいかもしれません。仲が良いのはいいことなのですが、親に頼り切っている人は自立が必要です。実家住まいの人は一人暮らしを考えてみるとか、そこまではちょっと…という場合は週に1日だけでも1人で過ごす時間を作ってみるとか…小さなことからでもOKです。最初は寂しいかもしれませんが、いろいろと考えるいい機会になります。親と過ごさない時間を作ることで、その隙間に恋人がほしいな、結婚したいなと考えるときも増えるはずです。
親が子離れしていないことも多く、共依存と呼ばれる状態になっている親子関係もあります。その際は親に直接「今から親離れしてみる」と伝えるのではなく、少しずつお互いに自立できるといいですね。