人それぞれ、育ってきた環境は違います。そして、性格も違いますよね。まったく違う2人が結婚して生活を始めるとなれば、金銭感覚の違いも浮き彫りになるでしょう。結婚をしてから「こんなはずじゃなかった」なんてことにならないためにも、お付き合いの段階から…できればお相手探しの段階から金銭感覚はチェックしておきたいですね。
違いがあるのは当たり前と考える
まず最初に…心構えからご紹介します。結婚する相手にふさわしい人はどんな人かを考えたときに、食の趣味が合うとか…好きな音楽が一緒だとか…共通点ができる限り多い人がいい、と思いますよね。その1つとして、金銭感覚もあるでしょう。でも、あれもこれもと共通点が多い人がいいと欲張りすぎていると、なかなかいい相手は見つかりません。今までずっと違う環境で生活をしてきているので、違って当然です。むしろ、共通点が多い人に出会える確率のほうが少ないでしょう。最初からすべて同じである必要はありません。違いがあるのは当たり前と考えて婚活してくださいね。
違いの中で近づけていきたい、金銭感覚
育ってきた環境が違えば考え方は違うのが当たり前、とご紹介しました。しかし、大事なのは2人が歩み寄ることができるかどうか、ですね。その中で歩み寄るのが極めて難しいとされているのが、金銭感覚です。食事の場合は、お互い違うものを食べたっていいですし、音楽だって違う部屋でお互い好きなように聞けば、どちらかが我慢することはありません。でも、金銭感覚はどうでしょうか?一緒に生活をすることになるので、夫婦別のお財布にする、というのは現実的ではありません。できれば金銭感覚はお付き合いをする前にチェックして、お互いに歩み寄れそうかどうかも確認しておきましょう。
何にお金を使いたいと思っているかをチェック
人によって、何にお金をかけるかはそれぞれ違います。「食費はできるだけ削りたくない、おいしいものを食べたい」と思う人もいれば、「毎年必ず海外旅行はしたい、そのためには毎月の食費は切り詰める」という人も。これはお金の使い方の違いですよね。そんな使い方ありえない、とお互いが思ってしまうものですが、ちゃんと毎月やりくりができているのであれば、それは決して間違っているとはいえません。相手の大事にしたいこと、自分の大事にしたいことを伝え合って歩み寄っていければ、結婚してもうまくいくでしょう。
問題は「使いすぎてしまう人」
金銭感覚の違いは後で歩み寄っていければ何とかなる…と思うかもしれませんが、歩み寄りをする以前の問題が1つだけあります。それは、「使いすぎてしまう人」です。毎月のお給料ではやりくりできずキャッシングをするような人は危険。また、人からお金を平気で借りたりする人にも気を付けなくてはいけません。また、身の丈に合わない生活を好む人にも要注意。あなたが稼いだお金も、すべて使われてしまうかも…。
限られたお金の中でやりくりができない人は、人としてだらしない可能性が高いです。金銭感覚だけで判断するわけではありませんが、やはり生活に直結するお金のことはお付き合いをする前からちゃんと考えておきましょう。
違いを楽しみながら過ごしましょう
限度を超えてお金を使いすぎる人を除き、やりくりして何にお金を使うのかはその人の自由です。そんな使い方するなんてありえない、と真っ向から否定せず、相手がお金を使ってでも手に入れたい、楽しみたいと思うことを知るところからはじめてみましょう。こんな世界があったんだ…と今まで気づかなかったことにも気づけるはず。もちろん無理する必要はありませんが、お付き合いする前から相手の金銭感覚をチェックしつつ、お互いに歩み寄りながら過ごしていけるといいですね。