目次
専業主婦になりたい女と現代の男
女性の社会進出が当たり前になった時代。それにも関わらず、「専業主婦になることが安定への近道」そう考える女性も少なくありません。昭和であれば問題ないでしょう。「家事の見返りに養ってもらう」という夫婦の在り方が当然だったのですから、夫が妻を養うのは当たり前の時代でした。
なぜかと言えば、それは女性が働くことが非常識と考えられており、働く環境も無かった時代だからです。男が稼いでくる、女は黙って家事をしておけばいい、それが昭和の夫婦像。現代はどうでしょうか。一般企業、アルバイト、専門職、公務員や政治家に至るまで、すべての環境で働く女性が活躍しています。結婚して家庭と仕事を両立する女性もいます。
ところが、本音を言ってしまえば、「いつか仕事を辞めて専業主婦になりたい」と考える女性も多く、結婚と退職をワンセットにする傾向があるようです。その原因はほかでもなく、「女性は養ってもらう生き物」といった風習が日本に根付いているためです。アメリカの女性が聞けば、鼻で笑われてしまうような話ですが。
この問題は、婚活の現場で大きなズレを生んでしまいます。現代の男性には「女性は養ってもらう生き物」という感覚が薄れており、男性の本質そのものが変わってきているのです。当然ですよね。女性が働いている環境で男性も一緒に仕事しているわけですから、同じ立場として物事を見るようになります。上司が女性という男性も珍しくないでしょう。それなのに、突然、「男が女を養うべき」と言われても「そうだよね」とはならないわけです。
では、現代の男性が「結婚したいと思う女性像」とは、どんな要件を満たす女性のことを示しているのでしょうか。
その1 自立していて大人としての経済力がある
あるていどの経済力がなければ生活していけません。正社員でなくとも、アルバイトやパートで生計を立てている女性も多くいます。そういった自立心がある女性に対して現代の男性は「信頼」を寄せるみたいですね。結婚しても任せられる、一緒に暮らしていけるといった安心感にもつながるようです。
「俺について来い、任せろ!」といった男性観はなく、「一緒に頑張ろう、支え合って幸せになろう」という意識のほうが強いので、一方的な負担を嫌うのが現代の男性です。
その2 専業主婦という考え方に固執しない
たとえば、マイホームをローンで購入する時、あるいはファミリーカーをローンで購入した時など、一人の収入では心細いというのが男の本音。そのほかにも、出費がかさんで家計を圧迫しそうな時期など、パートやアルバイトでもいいから「共働きを了承してくれる妻が望ましい」といった意見を多く聞きます。
はじめから「養ってもらう」感が伝わってくるような女性を、現代の男性は苦手としているようです。男性の年収を頼りにする時代は、もう終わったのかもしれません。いざとなったら共働きするくらいの覚悟がなければ、夫婦生活を保つのが難しい時代になったのです。
その3 強さと優しさのバランスが丁度いい女性
家庭的でありながらも自立心があり、強さと優しさを丁度いいバランスで感じさせてくれる女性が好まれる傾向にあります。単純に言ってしまえば「ギャップ」となりますが、母親のような強固な一面と癒しを求めているのかもしれません。
これはマザコンという意味ではなく、子供ができた時のことや夫婦の在り方を想定したうえで結論づく男性の理想像です。「しっかりしているな」と感じさせつつ、女性的なナイーブな優しさを見せることで男性の気持ちは揺らぐみたいです。
男女のズレが婚活を難しくする
3つのポイントに絞って現代の男性が「結婚したいと思う女性像」をお話ししましたが、つまり、「女性は養ってもらう生き物」と思っていない男がほとんどです。当然ながら、「男が養うべき」という考え方も強くありません。「夫婦=共同」といった考えが強いため、自立心が備わっている女性や専業主婦に固執しない女性を求めています。
この男女のズレを抱えたまま婚活しても、上手くいくはずがないですよね。時代の変化と共に男女の考え方が変わり、夫婦の在り方まで変わっていきます。誰が悪いわけでもない。時代のせいなのです。しかし、自分の捉え方一つで結婚することは難しい話ではありません。
本当に結婚したいのであれば、自分の意識や考え方を変えることに目を向けるのも課題になってきます。固執した考えは結婚を遠ざけてしまうかもしれません。
【編集部おすすめ記事 ベスト5!】
優良な結婚相談所に資料請求して比較する!結果が出ない婚活は、もうヤメよう!
婚活失敗の原因をディグラムで分析。『夫にしたくない男』の特徴とは?
婚活しない独身者。結婚にネガティブな理由は「プラスのイメージがない」こと