婚活業界の中でも、今話題になっているのが代理婚活です。本人ではなく、親が代わりに婚活パーティーをするという婚活です。自分の娘や息子がなかなか結婚しないとき、親が活動して代わりに結婚相手を探します。代理婚活とはどのような仕組みなのか、親が婚活をするメリットとデメリットはどこにあるのでしょうか?
目次
代理婚活の仕組み
親が身上書を持参する
娘もしくは息子のプロフィールが書かれた書類を持ち寄るケースが多く、それを基本として婚活が進んでいきます。参加者はリストとなって配られることもあれば、張り出されている場合もあります。プロフィールの中身は、年齢・職業・長所と短所・身長・喫煙の有無・飲酒の有無・兄弟姉妹などとなっており、結婚のときに気になる情報はすべて書かれているので、本人がいなくても婚活が進められます。
気になる人がいたら自由に声をかけられる
一覧となっているプロフィールをチェックし、気になるなと思った人がいれば、来ている親御さん同士で話ができます。より細かなプロフィールや話してみることでわかる家柄の雰囲気などもあるので、そこでお互いにいいなと思えば身上書を交換するという仕組みになっています。
代理婚活のメリットって?
親が気に入る人が選べる
結婚は本人同士だけの問題ではない、というのが現実的な問題です。結婚をしたいと思った相手を紹介したら猛反対されて、それによって結婚が破談になる、ということもゼロではありません。でも代理婚活であれば、親が気に入った相手の身上書を持参してくるので、親に反対されるという可能性は低くなります。もちろんお付き合いをしていく間に親が相手を気に入らなくなるという恐れもありますが、でも最初は気に入っているわけなので、あまり反対されることはありません。
合理的に婚活が進められる
婚活はいろいろと時間も手間もかかるものです。自分で全部やろうと思うと時間が足りない…という悩みを抱えている人もいるはず。親が最初にふるいをかけてくれた相手の中から選ぶことができれば、時間も手間も最小限で合理的に婚活を進めることができるでしょう。
自分に合う相手を探してきてくれる
親は子供を一番よく知っている存在です。親は結婚生活の先輩でもありますよね。友達に相談しても生ぬるいアドバイスしかもらえませんが、親ならずばっと意見を言ってくれます。アドバイスが具体的な親はとても頼もしいですよね。
代理婚活のデメリットって?
親に頼りすぎる
親は頼もしい存在ではありますが、代理婚活だと親に頼りすぎてしまう可能性があります。親が何とかしてくれるから大丈夫とずっと人任せにしすぎていると、自分でどんな人を結婚相手に選ぶべきなのかも考えないまま、気づいたら親に全部頼りっぱなしになってしまうでしょう。ある程度は自分でもどんな相手を理想としたいのか、どんな結婚をしたいのかを考えなくてはいけませんね。
もしも親がいいといって選んだ相手とお付き合いを始めたけれどうまくいかなかった…となったとき、その責任を親に押し付けてしまう人もいるのだとか。これも親に頼りすぎたことが原因です。
親の意見が勝ってしまう
親は主導になっていると、親の意見が勝ってしまいます。自分がいいなと思った相手でも、親が気に入らなければお付き合いもできない、そんな婚活はいやですよね。あくまで結婚するのは自分です。だからこそ、親の意見が勝りすぎないようにしなくてはいけません。
代理婚活を成功させるためには?
代理婚活にはメリットもデメリットもありますが、親の力をある程度借りるのは決して悪いことではありません。しかし、頼りすぎないようにして、自分が結婚する相手を親と一緒に探す、というような感覚で進めていけるといいですね。