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J婚の魅力とは?
2014年の流行語大賞にもノミネートされた“J婚”。自衛隊員との結婚を表す言葉だが、J婚は独身女性に高い人気があるようだ。たとえば「ナイナイのお見合い大作戦」では、度々、自衛官と一般女性とのお見合いパーティーが放送されている。
テレビやメディアの影響もあるだろうが、一番の理由はJ婚を専門に扱う結婚相手紹介サービスが増えてきたからではないだろうか。
自衛官限定のお見合いパーティーや結婚相談所など、一般女性に自衛隊員との出会いの場を提供する婚活サービスが当たり前の時代となった。
独身女性たちは自衛官との結婚に、どんな魅力を感じているのだろう。現実的に考えられるJ婚の魅力について考えてみた。
J婚の魅力その1 安定した収入と仕事
まず、一番初めに思いつくのは経済力の問題。自衛官は特別職の国家公務員にあたる。つまり、重大な不祥事を起こさない限りリストラや強制解雇がない。もちらんだが、勤め先が倒産したり潰れたりすることもない。継続的に仕事を続けられる。
そして、収入の面では、一般的な会社務めと違って年数に応じて規則通りに給料が上がっていく仕組みだ。
初任給は国家公務員法で159,500円と定められているが、手当金やボーナスなどの収入が合わさり年収は300万円~400万円前後となる。この差は、高卒と大卒の違いが理由。高卒の場合、年収は280万円~300万円前後、大卒なら400万円前後が目安と言える。
そのため、それ以降の昇給についても差が出てくる。入隊10年目の高卒自衛官は450万円~500万円に満たない年収だが、大卒ともなれば650万円ほど。
さらに、階級や役職によっても異なってくる。陸・海・空によっても違う。50代前半では、「一般曹候補生」と呼ばれる自衛官が850万円~950万円。それに対し「幹部候補生」は年収1,200万円以上クラスとなり、月収は70万円前後。普通のサラリーマンでは、なかなかハードルの高い給料だ。
しかも、それが安定して継続的に入ってくるのが最大の魅力と言える。いずれにしても、年齢に応じて安定した収入を得ていることは間違いない。
■年収の目安
<一般曹候補生>
入隊1年目・・・280万円~300万円
入隊7年目・・・400万円~480万円
入隊15年目・・・550万円~650万円
50前半・・・850万円~950万円
<幹部候補生>
入隊1年目・・・380万円~400万円
入隊10年目・・・650万円~700万円
入隊20年目・・・800万円~950万円
50前半・・・1,200万円~
<役職の年収例>
役職なし37歳の自衛官・・・570万円前後
役職あり40歳の中隊長・・・690万円前後
監部課長45歳・・・1,180万円前後
J婚の魅力その2 福利厚生が充実している
国家公務員の福利厚生は、私たちが思っている以上に充実している。訓練期間中は訓練施設で暮らすので、食費はかからない。病気になったときにも、自衛隊病院で診療すれば診察や検査、治療までもが無料で受けられる。だから、自衛官の夫は医療費がタダなのだ。
そのほか、防衛省が共済している施設は格安で利用できる。リゾート宿泊施設やスポーツ関連など、多様なサービスを受けられるようになっている。
安定した収入と少ない支出は、家計にとって理想と言える収支モデルではないだろうか。
J婚の魅力その3 会えない時間が愛を育む
自衛隊員は訓練や活動で自宅を留守にすることが多い。2週間~1ヶ月、長ければ2ヶ月くらい長期的に家に帰らないこともある。さらに、海上自衛隊の訓練ともなれば、半年ほど留守にすることもある。
一人になるのは寂しいだろうが、慣れてくれば一人の時間を過ごすことができ、夫が返ってきたときには会えなかった時間を埋めるかのように二人の時間が充実する。休日には外へ出かけたりデートを楽しんだりと、お互いが合えなかった分、楽しみも二倍になるのだ。
いつも一緒に暮らし顔を合わせる幸せもあるが、こういった愛の育み方も悪くはない。必然的にお互いの時間が作られ、新鮮な気持ちが継続するのが理由の一つと言える。
長期的に留守にしていた夫を、新鮮な気持ちで「ただいま」と迎え入れることができるのだ。だが残念なことに、反対に二人の時間が少ないから離婚するというケースもあるようだ。J婚を望む女性は相手の自衛官の勤務形態を聞き、そのことを前もって理解したうえで結婚を決めたほうがよいかもしれない。
J婚の魅力その4 浮気の心配が少ない
よほどの出会いがない限り、浮気の心配がない。訓練で女性との出会いがないのも理由の一つだが、そもそも職場事態が女性に縁の無い環境。女性自衛官も勤務しているが全国で12,599人ほど。男性自衛官が213,113人だから、1割にも満たない人数。そのため、普段から女性と触れ合う機会がないのだ。
つまり、女性との出会いに慣れていない。接する機会が少ないから、いざそういう場に出くわしても自分から行動的になりにくい。結婚していれば、なおさら興味が薄れるもの。なぜなら、ただでさえ出会いがなかった環境で巡り合えた相手だからだ。
それに加え訓練などで長期的に会えない分、妻と過ごす時間を大切にする自衛官が多い。もちろん、そうじゃない男性もいるが、結局は結婚する前に人柄を確かめる必要がある。
なかには女好きで浮気性の自衛官もいるらしいので、自衛官との結婚を望む女性は、知り合った相手と男女関係を築く過程で相性やフィーリング・人柄や癖を少なからず把握しておきたいところだ。
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